この前の金曜ロードショーで初めてポニョをみたけど

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この作品めっちゃコワイことが分かった





 
ポニョを観てなんだかよく分からなかったので
考察サイトを見てみた。

以下はそれを自分なりに適当にまとめてみた。

 

・この作品のポイント

死後の世界、輪廻(りんね)、魂の不滅など哲学的なテーマを投げかけている。
でも、子供の目からは、冒険物語の一部として、自然に受け入れられる。
というのがテーマのようだ。


まず


宮崎映画でよく出てくるもの


・トンネル: 別世界への通路。人じゃないモノ(死者や精霊)に会えたりする。
・言霊: 名前。約束。問いかけと返答。
・食べ物: 命を分ける。食べた人の存在が変わる(千と千尋の両親とか)。

今までの映画でもよく出てきたのはこの辺か。


・キーワードは3?

この作品には3というキーワードが隠されている
ちなにみ3という数字は神話の世界とかでは特別な数字らしい

・リサの車のナンバープレート「333」
333って、アセンデッドマスター(超越した人間とその霊魂)を示す数字なのだそうです。
333の車のナンバーには、人間の霊魂を期限とする神に近い存在が
守ってますよっていう意味もあるかも

その他にも3回何かを問いかける、3回トライするなど、
3という数字が多く隠されている。


・境界

宮崎映画でしばしば出てくる「境界」→向こう側の世界

境界の入り方や脱出の仕方にもいろいろある。

・境界を越えやすいものもの
子供。女。まっすぐ歩けない人

フジモト(ポニョの父)がわざわざカニ除けの結界を張らなきゃいけなかったのは、
カニがまっすぐ歩けない=境界を越えやすい生き物だからだろう

それでもって向こう側に長く留まるのは大変危険なこと
世界のバランスが崩れて、ほころびが生じる。らしい。

・境界を出る方法

じゃあどうすればいいかというと、いくつか方法があって、

 ・すぐに戻ってくる(トトロ)

 ・向こう側の特性(食べ物・名前)を得て、別の存在に変質する(千と千尋)

 ・世界のほころびを閉じられるほどの大きな挑戦をし、成功させる。

などがあるらしい。

宮崎作品で描かれるのは、いつも、境界の向こう側とこっち側が重なったときに起こる話。
主人公は境界を行ったり来たりするけど、今までは絶対に「帰ってきた」。


アシタカははっきりと別々に暮らすことを宣言するし、
ハクは「振り返らずに行け」と送り出して、
千尋は手を振って決別する。


・リサ(母親)の戦いのシーン。

ポニョが魚だったって息子があれだけ言ってるのに
リサが落ち着きすぎだという批判を聞くけど、こう考えたらどうだろう?


リサは、ポニョが宗介を連れて行こうとした化け物だと直感的に気づいている。
ポニョの逆鱗に触れないように、細心の注意を払って会話をしている。と。

リサの闘いっぷり。

・ 非常用ランタンでポニョの両手を封じる
・ タオルで水を奪う
・ 明かりをかざさせることで常に自分の近くにポニョを置く


で、3つの魔法。文明の利器を3つ復活させればOK。


「水がでるかな?」→ついた
「ガスはつくかな?」→ついた
電気 → 失敗。

電気はポニョが復活させるけど、
おまじないは最後までひとりでやらないと効果がないっていうのは大前提だから。
ポニョが手を出しちゃった時点でアウトー。

リサはことごとく失敗した。

ここで二つの謎

・ 山の道から信号を送ったのは誰なのか?
・ あんなに二人から離れなかったリサがひとりで出発したのはなぜか?

どうやらこれがリサとの最後の別れになったのでは
という考えがあるらしい。

グランマンマーレ(ポニョの母)とフジモトがふるーい魔法を使うと決めた後、
グランマーレは「今は静かにお休み子供たち」といいながら宗介の家の電気を消してしまう。
宗介の家の明かりは、父を呼び戻すための目印だ。
つまりグランマンマーレはここで、父が家に帰れないようにしてしまった。

・耕一(父親)の死

耕一の乗る船小金井丸が止まっていて、グランマンマーレが
通り過ぎることによってエンジンが「黒い煙を吐き出して」動き出す
恐らくこの時に耕一は向こうの世界にいってしまったと
考えることが出来る

ポニョと宗介が乗っている船のろうそくが消える瞬間も、「黒い煙が吹き出す」。
ろうそくが消えるときにはあんな風に煙が出ることはないだろう。
あの瞬間、何かが耕一の船とリンクしているからなのだと思う。
ろうそくが消えたあと、宗介はろうそくの力(父の力)を借りて進むことが出来なくなる。
しかも、陸に近づくにつれ、船が小さくなってしまう。

 

・水没した後に出てきたボートに乗った夫婦

映画のパンフレットによるとあの夫婦は大正時代の
人間と書いてあるらしい。明らかに時代が合っていない
つまり水没した後の世界はあの世もしくは、別世界であることが
決定的となる。


・ポニョの力

ポニョにキスされた人は、境界の向こう側に住む資格をもらえるんだという仮説がある。

あの世界で、「こちら側」(宗介がもともといた世界)に
帰る資格を残している人は3人いるんじゃないかと。

・ 宗介
・ トキさん
・ ボートの上の赤ちゃん

これはそのまま、「ポニョにキスされる人」とも言える。
つまりこの3人だけがこちら側に戻ってこれた
残りの人はあちら側の世界つまり、残りの
人はある意味死んでしまったとも考えられる。


・監督の母親像

映画に出てくるトキさんは監督の母親がモデルらしい
宗介=駿と考えると2人の母親が登場することになる。
宗介はリサのことを母とは呼ばない
リサ→元気だったころの母
トキ→晩年の母 とも考えることが出来る。
トキは宗介が向こう側の世界に行くのを止めようとしたし、
ポニョのことを人面魚と言ったりと否定的である。


↓他にもこんな考えがある

ポニョが宗介に抱きついた時に、降り注ぐ金色の水しぶき → ライスシャワー
玄関でリサがポニョと宗介の名前を呼んで確認を行う → 神父から新郎新婦への確認
船で出発 → 文字通り、二人の船出。(上々・宗介燃えてる・楽しい)
小舟の一家との出会い → 出産(さすがにポニョ自身が出産するわけにはいかないのでw)
ロウソクが消えてポニョは寝てしまい、バタ足で進む → 中年期。奥さんはゴロゴロ、ダンナ必死で働く
宗介の足が地面に付いて、船が小さくなる → 定年退職と身体の衰え
空っぽのリサカー発見 → 親の死
ふたり手をつないでよろよろ歩く → 老後
トンネル → 老衰による死

って感じで。

その後のクラゲドームでのポニョママから宗介への質問は、
改めて「病めるときも健やかなるときも汝は以下略」の宣誓の儀式を行っている感じに見えた。
結婚から死までを疑似体験してきた宗介が、それでもなお、ためらいも無くYESと答えたから、
ポニョは「生まれてきてよかった。また人間として生まれたい」、と思った。


とか


・最後に出てくるトンネル→膣です。宗介は「僕ここに来たことあるよ」と言う。
・球状の空間→子宮です。その中に満たされていた液体は羊水です。
・このシーンの直前に赤子を抱いた女性と遭遇するのは、それを暗示させるため。
・トンネルを通っているうちに金魚に戻るのは、子宮に戻る→原初のあるべき姿に戻るということ。
・最後は、ポニョは母なる海グランマンマーレの子宮に帰り、再び人間へと生まれ変わった。この作品は、母と子、生命がテーマ


といった見方もあるみたい。

 

正直一回観ただけじゃ分からないし
普通に観る分にはただのキッズアニメ



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     / ̄ ̄\ <たしかにお前にとっちゃ後輩がデートで観に行った
   /   ⌒ ⌒\ <ネタ映画でしかないからな !
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     ヽ     ノ       \   \   ` ⌒´     _/ <思い出なんですぅ
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    ※バイト先のネタ


参考サイト
http://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-487.html